あの決勝戦はいろんなことを考えさせられた。
人間の浅はかさ、無知、
人格、それを生み出してきた社会。
すべてを物語っていた。
セリーナ選手も何十年と肌の違いで苦しい思いをしてきたにちがいない。
それを見てきた、アメリカのファンは
強く厳しく戦ってきた彼女を応援し、
差別をなくし、母となってからも強い彼女を望んだのだろう。
ただ、それはスポーツにおいては勝者を称えるべきだ。勝者が勝って謝らなきゃいけない
そんな雰囲気を作り出した
テニス界の汚点になることはまちがいない。
大坂選手はまだ20歳という若さで
ハーフであることを多くの場面で差別されてきた。島国日本、勝てば日本人扱い、負ければ外国人扱い。日本特有な考え方。
今の世界、アイデンティティーなど関係ない。
自分という個人が、どう教育を受けて
どう他人や社会と関わるかであると思う。