私の原点は
やはり琉球舞踊なんだと思う。
小さい頃から歌ったり、踊ったりすることが好きだった。
沖縄の結婚式では最後みんなで踊り出す(カチャーシー)を、真っ先に舞台に走り踊っていたらしい。
当時、師匠が初めて子供を弟子にしたのが私だった。
学校から帰ると稽古場へ
師匠とマンツーマンでのお稽古でした。
それからは親より長く師匠と過ごした…10代、20代。
舞台でのスポットライトで観客が見えない幕開けの瞬間が好きでした。
毎回、吐くほどの緊張感は、沖縄の舞台以来してないなー。
もちろん古典舞踊は
歌詞の内容を表現しながら、
流派の特徴や基本所作で踊らなくてはいけません。
でも創作舞踊では
その、世界観をどう二時間の中の一曲で魅せていくか、お客様に感じていただけるか、
そんな楽しみがありました。
それが私の原点。
20代後半にいたっては
歌舞団なるものの旗揚げメンバーに加わるのですが、また、その話は近いうちに。